大学寮選びのお役立ちコラム2024.09.04
大学進学を目前にし、いよいよ一人暮らし!
わくわくする気持ちと同時に、部屋探しで何から始めればいいか迷っている人も多いはずです。
いつ頃から部屋探しを始めればいいのか、どのくらいの期間で決めればいいのかなど、疑問がたくさん湧いてくるでしょう。
人気の物件はすぐに決まってしまうし、でも焦って決断したくない…。そんなあなたの悩みを解決すべく、今回は一人暮らしのアパートを決めるベストな時期について考えていきましょう。
部屋探しにかかる期間は、探す時期や物件にもよりますが、早い人で1週間、じっくり検討するなら3ヶ月程度が目安です。
「え!結構差があるじゃん!自分の場合はどうしたらいいの?」と感じた方は多いでしょう。
期間に開きがあるのは、物件に対する条件の数や、探し始める時期が影響しています。大学生が部屋探しをするピークは、2月〜3月といわれています。合格発表後から探し始めると、大体1〜2週間しか猶予がありませんよね。
もう少し余裕を持って部屋探しを始める人は、12月〜1月あたりに気になる物件を検索するケースもあるでしょう。
実際の契約は合格発表後でも間に合いますが、複数物件の情報収集や内見をするのであれば、トータルで2ヶ月間程度を見積もっておくと無理なく探せるかもしれません。
参考として、部屋探しのスタートから引っ越しまでの目安の期間を見てみましょう。
・物件情報収集:1日〜数週間
・不動産会社へ問い合わせ:1日〜1ヶ月
・内見:1日〜1ヶ月
・申込・入居審査:3日〜1週間
・契約手続き:1日〜1週間
・引越し:1日〜1週間
上記は、賃貸契約の一般的なスケジュールです。それぞれの工程でかかる期間は、希望条件や不動産会社の進め方によって異なります。
最短で1週間で完結する人もいれば、3ヶ月かかる場合もあるというのは、こうした違いがあるのでしょう。
一人暮らしを予定している大学生がアパート探しを開始するタイミングは、以下大きく3つに分かれます。
1.進学先が決まる前
2.進学先が決まった直後
3.入学後
どのタイミングがベストなのかは、家庭の事情や個々の状況で異なるでしょう。ただ、人気の物件は早期に枠が埋まってしまう可能性があるので、情報収集だけでも早めに始めてみてくださいね!
一つ目のタイミングが、進学先が決まる前です。
「進学先が未定の段階で探し始めてもいいの?」と思われた人は多いかもしれません。
結論からいうと、大学に合格する前からアパート探しを始めるのは、思った以上に有利です。
実は、賃貸物件の中には「合格前予約制度」を導入しているところがあります。この制度は、進学先が決まる前から物件を予約することが可能なので、希望する条件の部屋を前もって押さえておけるのです。
特に、7月頃から予約受付を開始する物件もあり、早めに動き出すことで競争が激しくなる前に良い物件を見つけるチャンスが増えます。
さらに、ほとんどの物件では無料で予約でき、もし進学しない場合でもキャンセル料がかからないケースが多いです。ただし、物件ごとに規定が異なるので、必ず確認してから予約するようにしましょう。
進学先が決まった直後は、アパート探しを本格的に始める人が最も多いタイミングです。
具体的な住所や地域が決まっているため、自分の希望するエリアや通学の便を考慮した物件選びができます。
ただし、物件を探している人が集中し、希望する物件が埋まってしまっているケースも多いため、なるべく早く動き出すのが得策です。
入学後に部屋探しを検討するパターンもあります。
人によっては、部屋探しの手続きや引っ越しが間に合わないという場合もあるでしょう。
部屋が見つかるまでは実家から通う必要がありますが、特に時間的な制約がないため比較的余裕を持って部屋探しができます。
不動産会社の繁忙期を避けて、じっくり検討するのもよいでしょう。
大学生がアパート暮らしを始める際、もっとも気になるのは費用の面ですよね。
アパート探しをする際には、契約時に必要な費用と日々の生活費を把握しておくことが大切です。
賃貸契約時には、必ず初期費用が発生します。
初期費用にかかる種類は、不動産会社によって異なりますが、敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、保険料などが含まれることが多いでしょう。
地域や物件によって開きがありますが、一般的に初期費用は家賃の4倍程度を見積もっておくといいかもしれません。
たとえば、月々の家賃が5万円の物件であれば、初期費用として20万円程度が必要になることがあります。
具体的な費用については物件ごとに異なるため、契約前に必ず確認してみてください。
日々の生活費には、家賃をはじめ、食費、光熱費、通信費などが含まれます。一般的に、大学生の一人暮らしでは、以下のような目安が考えられます。
全国大学生活協同組合連合会の「第59回学生生活実態調査」(2023年)によると、一人暮らしの大学生に必要な一ヶ月の生活費は、平均12万7,500円であることが分かりました。
大学生の一人暮らしでは、日々の収支管理をすべて自分で行うため、あらかじめ費用の目安を把握しておくと予算管理がスムーズになります。
家賃と生活費、具体的な費用の詳細や収支管理のコツについては、以下のコラムで詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
一度部屋探しを始めると、さまざまな物件が見つかりますよね。
設備が整っているところ、駅近で便利なところ、どの物件も魅力的に見えて全然選べない…と、時間がかかってしまうこともあるでしょう。
アパート探しは大学生活のスタートにおいて重要なステップの一つです。効率よく進めるためには、以下のポイントに注意しましょう。
アパートを探す前に、自分が最も重視する条件を明確にすることが大切です。
たとえば、家賃の上限、希望する間取り、必要な設備(洗濯機、エアコン、インターネット接続等)など、譲れないポイントを事前に決めておくと選択がスムーズになります。
立地は、アパート選びで重要な要素の一つです。
大学までのアクセスはもちろん、周辺のコンビニやスーパー、ドラッグストアの有無も確認しましょう。
通学ルートが上り坂ばかりだったり、駐車場がないといった失敗例も多いため、内見時には実際に通学ルートを歩いてみることがおすすめです。
防犯面にも配慮して選んでみてください。
賃貸物件における防犯設備の例としては、オートロックや防犯カメラ、モニター付きインターホン、エントランスの照明が挙げられます。
設備が豊富なほど家賃が割高になる傾向がありますが、最低限の安全性が確保されている物件を選ぶことで、安心して一人暮らしを始められるでしょう。
特に女性の方は、セキュリティ面が充実している物件を選ぶことが重要です。
以下のコラムで女子大学生の一人暮らしについて注意点や物件選びのポイントを解説していますので、あわせて参考にしてみてください!
間取りや設備もアパート選びにおいて重要な要素です。
たとえば、キッチンの広さや収納スペースの大きさ、バスルームの設備など、日々の生活に直接影響する部分を事前に確認しましょう。
設備に関しては、家具や家電が備え付けられている部屋もあります。備え付けられているものが多いほど、引っ越しが楽になり初期費用も抑えられます。初期コストを少なくしたい場合は、家具付き物件も視野に入れてみてくださいね。
大学生の一人暮らしは、アパートだけでなく一般的なマンション、学生寮、学生マンション、シェアハウスなど、さまざまな住居形態があります。
学生向けの物件の場合、入居者が学生のみなので生活しながら交流の場としても活用できます。物件によっては家具家電付きや食事付きが選べるので、日々の予算を把握したい人にとってもぴったりでしょう。
シェアハウスに関しては、学生向けの物件が増えています。アパートよりも家賃が安く済む傾向があり、中には国際交流を強みにしている物件もあります。
それぞれのメリットとデメリットを比較検討し、自分のライフスタイルに最も合う選択をしましょう。
ちなみに、学生向け物件の中でも比較的一人暮らしに近いのが、学生マンションです。
学生マンションは、その名の通り学生のみが入居できる物件です。ただ、寮のように門限や細かな規則が設けられてないことが多く、比較的自由度が高い暮らしを求める学生に適しているでしょう。
学生マンションの特徴やメリット・デメリットについては、こちらのコラムで詳しく解説しています。
先に触れたように、大学の合格前でも予約が可能な「合格前予約制度」を活用するのも、部屋探しを効率化するコツです。
合格発表が3月中旬の場合、引っ越しまでの期間がかなり限られていますよね。さらにその頃には人気の物件がすでに満室になっている可能性があるので、理想の物件に住めないなんてこともあるでしょう。
合格前予約制度を利用すれば、合格が決まった直後に慌ててアパートを探す必要がなくなり、より多くの選択肢から理想の部屋を見つけられます。
特に学生向け賃貸物件では、合格前予約制度を導入しているところが多いため、ぜひ探してみましょう。
学生向け物件の検索は、日本最大級の大学寮検索サイト「dorm」がおすすめです。
dormは、日本全国の学生寮・学生マンションを見つけられる検索サイトです。地域や大学名からの検索だけでなく、大浴場やフィットネスジム付きなど、こだわり検索も可能。大学進学に向けてひとり暮らしを始めようという方は、ぜひ活用してくださいね。
大学進学に伴うアパート探しは余裕を持ってスタートを切ることで、理想の住まいが見つかりやすく、有意義な学生ライフを過ごせるでしょう。
部屋探しをする際は、今回紹介したコツを参考に進めてみてくださいね。