大学寮選びのお役立ちコラム2024.09.04
大学生活をスタートさせるにあたり、学生寮と一人暮らしのどちらを選ぶべきか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
学生寮は学生のみが入居するため、友人と交流も盛んで魅力的な選択肢になりますが、すべての人にとってベストな環境とは限りません。
そこで本コラムでは、学生寮での生活に向いていない人の特徴と、失敗しない物件選びのポイントについて詳しく解説します。自分に合った住環境を見つけて、充実した大学生活を送りましょう。
学生寮での生活は共同生活という特性があるため、個々の性格やライフスタイルによっては不向きな場合があります。
では、学生寮以外の選択肢をとった方がいい人の特徴をいくつか挙げてみましょう。
日常生活を共にする学生寮では、多くの人と交流する機会があります。
人間関係に敏感で、他人との小さな衝突や誤解を深く気にしてしまう人は、寮生活においてストレスを感じやすいかもしれません。
寮内でのさまざまな社交活動が負担に感じる場合、プライバシーが保たれる一人暮らしの方が向いている可能性が高いでしょう。
リビングやキッチンなど共有スペースでの生活が多くなる学生寮では、個人の時間や空間が限られがちです。
「誰にも会わない日が欲しい」「とにかくひとりが好き」という人にとっては、自分だけの空間を持てる一人暮らしの方が適しているかもしれません。
ただ、学生寮の中には個室完備のところも増えています。一人になりたいときは自室でゆっくりし、交流したいときは共有スペースに繰り出すといった生活も可能です。
また、学生生活において不安があれば、寮生や寮長さんに助けを仰ぐこともできるので、そういった面も判断基準にしてみてください。
学生寮では共有スペースの清潔さを保つために、各自が掃除や整理整頓を行う必要があります。
「片付けが苦手」「衛生的な環境を維持することに無頓着」というタイプの人は、他の入居者との間でトラブルが生じる可能性があります。
ただ、衛生面に関しては、アパートでの一人暮らしにおいても気を払わなければなりません。不衛生な環境は学業のパフォーマンスや健康にも良くないので、自分自身のライフスタイルを振り返ってみるといいかもしれませんね。
学生寮には、共有スペースでの過ごし方や来客時の対応、門限など、一定のルールが設けられています。こうしたルールや規定があるのは、入居者全員の安全と快適な生活を守るためです。
しかし、これらの規則を守るのが苦手で自由な生活を好む人にとっては「行動が制限されている」と感じるかもしれません。
こうしたルールがなく自由度が高い住環境を望む場合は、一人暮らしの方が合っているといえます。
ただ、一般的な賃貸物件に関しても、門限や来客時の制限はないものの、廊下やエントランス、駐輪場におけるルールがあります。どの形態の住居を選ぶにしても、お互いが気持ちよく生活するために最低限のマナーを守るようにしましょう。
共同生活をメインとする学生寮であっても、個人のプライバシーを尊重することが求められます。
最近の学生寮は鍵付きの個室が増えているものの、2人部屋や4人部屋は共同生活になります。こうした空間では、プライバシーへの配慮が一層必要になるでしょう。
他人への配慮が難しい場合は、寮生活において他の入居者との間でトラブルを引き起こす可能性があります。一人暮らしの方が向いているかもしれません。
学生寮では、訪問者を招く際には事前の届出や規則の遵守が必要なケースがあります。
特に、大勢の友人を部屋に招いてのパーティーや飲酒を伴う集まりは、騒音や他の入居者への安全が懸念されるため禁止されているところも多いです。
寮生同士であっても、別部屋への訪問に制限がある場合もあるので注意してください。
夜遅くの騒音に関しては、学生寮に限ったことではなく一般的な賃貸物件でも好まれません。入居者同士のトラブルになりかねないので気をつけましょう。
多くの学生寮では、外泊をする際には事前の申請が必要です。外泊先を把握する理由は、入居者の安全管理を最優先に考えられているためです。
しかし、こうしたルールをうとましく思う人もいるかもしれません。もし「頻繁に外泊したい」「申請が面倒」という場合、一人暮らしの方が制約が少なく適している可能性があります。
学生寮の中には、性別限定の物件があります。
こうした学生寮では訪問者について厳しく制限されていることが多く、異性の友人や恋人を自室に招くことは規約違反になる可能性があります。「異性」というくくりには身内も含まれ、両親や兄妹も入れないケースが多いでしょう。
仮に、男女共同の学生寮であっても、異性を部屋に招待することが難しい可能性もあります。
このような規制が苦手な場合、訪問者の制限が少ない一人暮らしの環境が適しているでしょう。
学生寮に向いていない人の特徴を見て「自分はほとんどの項目に当てはまってしまう…」と入寮を躊躇する人もいるでしょう。
ただ、学生寮生活には、コスト面や社交面においてさまざまなメリットがあります。
寮生活ならではのメリットを知ってから、どの住環境が合っているか改めて検討してみましょう。
それでは、学生寮に住むメリットを紹介しますね。
学生寮では、プライバシーを重視する学生のニーズに応えるために、個室完備の物件が増えています。
個室があれば、自分の時間を大切にしつつ、共有のリビングやキッチンを利用して他の学生との交流も楽しめます。
何より自分だけの空間が確保されるため、勉強や休息の時間に他人に邪魔されることなく自分のペースで生活できるでしょう。
「他の学生との交流は楽しみだけど、プライバシーも優先したい」という方にとっては適しているといえます。
学生寮は、一般的な賃貸物件と比べて経済的な負担が軽減されることがあります。
家賃の中に光熱水費やインターネット料金、食費まで含まれるところが多いです。食費が含まれている寮は数万円高くなる傾向がありますが、毎月の支出が一定に保たれ予算管理がしやすくなります。
また、机やベッドなど家具・家電備え付きの物件があり、入寮時に購入する必要がありません。初期費用を抑えたい学生にとって大きなメリットでしょう。
家賃や物価の高騰が進む中で節約を心がける学生にとって、大きな安心材料となりますね。
学生寮と一人暮らしの家賃を比較したい方は、大学生の一人暮らしの家賃相場を把握しておきましょう。以下のコラムで紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。
学生寮は全ての入居者が学生であるため、同じ境遇の仲間との交流がうまれやすいです。
寮によっては、共有スペースでのイベントやプログラムが定期的に開催されるため、新しい人と出会いやすい環境が整っています。
また、同じ目標を持つ友人との学習グループを作ることも可能で、互いに刺激を受けながら成長できる環境が学生寮にはあります。
同じ大学の友人がいれば、授業や課題、就職活動のことまでいつでも情報交換が可能です。
ひとくちに学生寮といっても、昨今は個室完備の物件が増えていたり、魅力的な共用設備が備わっていたりと、様々なスタイルの寮があります。
学生寮のメリット・デメリット双方を踏まえた上で、自分にとってどんな住環境が適しているか、じっくりと検討してみてくださいね。
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