大学プレスリリース2023.03.08
杏林大学(東京都三鷹市)保健学部理学療法学科の村松憲准教授を代表とする、東京都医学総合研究所の新見直子研究員、三五一憲プロジェクトリーダー、東京医療学院大学の生友聖子講師、健康科学大学の志茂聡教授、名古屋女子大学の玉木徹講師、杏林大学保健学部作業療法学科の丹羽正利教授らの共同研究チームは、糖尿病に起因する皮質脊髄路損傷(*1)によって運動機能が低下したラットにスキル運動を実施すると赤核脊髄路(*2)が皮質脊髄路の機能を代償するように変化し、運動障害が改善することを世界で初めて発見しました。この研究成果は脳機能改善を標的とした全く新しい糖尿病運動療法の開発への応用が期待できるものです。なお、本研究はJSPS科研費(22K11427,18K10726)の助成を受けて行われたもので、研究成果は『Experimental Neurology』誌の電子版に、2023年2月26日に先行公開されました。