大学プレスリリース2024.12.17

杏林大学保健学部理学療法学科の研究当時、学部学生であった田島優希、込山真由、三村尚也、山本麻衣花の研究チームは、運動後の起立性低血圧を軽減する方法として水分摂取の効果を検証しました。健康な成人14名を対象に、水分摂取の有無で運動後の起立性低血圧の発生率と心循環動態を比較しました。その結果、水分摂取は心拍数の低下と血圧の上昇を伴い、心臓自律神経活動の回復を促進することが分かりました。この成果は、運動後の失神や心血管イベントを予防する新しいアプローチとして注目されます。