大学プレスリリース2025.11.12

香川大学医学部医学科6年生の森下陽香(もりした はるか)さんが、がん細胞の移動様式に関する研究成果をまとめた英文論文を筆頭著者として発表しました。学部在籍中でありながら2本目の英文論文発表となる快挙であり、一連の研究は、がんの浸潤・転移メカニズムの理解に新たな知見をもたらすものです。
森下さんは2年次より細胞移動に関わる基礎医学研究を始め、浸潤性の高いがん細胞で、先端に多層になった膜ヒダを持つ特殊な葉状突起(ruffle-edge lamellipodia、RELと略)の存在を発見し、2024年に論文として発表しました。今回、この研究をさらに発展させ、このREL形成と運動に関わる不可欠な因子としてミオシン1E(Myo1E)を同定し、国際学術専門誌『Microscopy』に論文として報告しました。