大学プレスリリース2025.01.08
【ポイント】
■ 自閉症は脳の発達との関連で研究されてきたが、脳より先に成熟する脈絡叢との関連は不明であった
■ 自閉症モデルマウスは多繊毛や密着結合に関与する遺伝子の発現低下など未成熟な脈絡叢の特徴を示す
■ 生後早期(臨界期前)のメトホルミン投与により、自閉症モデルマウスの脈絡叢成熟と社会性行動が回復する
■ 自閉症患者iPS細胞由来の脈絡叢のミニ臓器(オルガノイド)は未成熟を示す
■「未成熟な脈絡叢」を標的とした自閉症の新規治療法の確立へ道を拓くことが期待される