大学プレスリリース2024.12.18
【ポイント】
■ 宿主細胞の小胞体に到達したレジオネラは、滑面小胞体より侵入し粗面小胞体へと移行することで小胞体内に増殖ニッチを形成していることを発見しました。
■ レジオネラが滑面小胞体から粗面小胞体へと移行する過程において、宿主細胞に備わっているRab4やRab10及びBap31を階層的に利用していることを見出し、レジオネラが分泌するLpg1152と呼ばれる病原因子がBap31の機能をハイジャックすることを発見しました。
■ これらの成果は、レジオネラの小胞体定着化の抑制などを基盤としたレジオネラ感染に対する新規治療法の開発に繋げられることが期待されます。