大学プレスリリース2024.10.01
この度,東京薬科大学 生命科学部 環境応用植物学研究室 佐藤典裕准教授らの研究グループは,シアノバクテリアにおいて主要栄養素であるリンの欠乏ストレス下,リンの利用効率が向上する新規のストレス順応応答を明らかにしました.さらにポリリン酸の合成酵素遺伝子がポリリン酸量だけでなく,それ以上に細胞の全リン含量,つまり,リンの利用効率の決定に重要であることを見出しました.以上の結果は,光合成生物を利用した持続的な物質生産への応用が期待されます.この成果は2024年1月29日,次いで2024年7月31日に共にFrontiers in Plant Science誌に掲載されました.