大学プレスリリース2024.02.15
【ポイント】
■ トリプルネガティブタイプとよばれる悪性度の高い乳がんにおいて微小管−アクチン結合タンパク質MAP1Bが高発現しており、予後増悪と深い関係があることを発見しました。
■ MAP1Bは、浸潤突起とよばれるがん細胞がもつ特殊な構造の形成に関わるタンパク質Tks5をオートファジーによる分解から守ることでがん細胞の浸潤・転移能を高めていることが明らかになりました。
■ これらの成果は、トリプルネガティブ乳がんに対する新たな診断薬・治療薬の開発に役立つことが期待されます。