大学プレスリリース2024.01.12

ポイント
■マウス人工染色体(MAC)に数百万塩基対(メガベースMb)規模のヒト染色体領域を搭載することで、マウス・ラット個体などへヒト染色体領域を安定して導入することが可能です。
■ヒト染色体領域をMACへと搭載する従来の方法は数年間に及ぶ時間と多大な労力が必要で、困難性が高いことが課題でした。
■本研究では、ヒトiPS細胞から染色体を直接的に別の細胞へと移入する新技術と、CRISPR/Cas9を応用した染色体転座誘導技術によって、ヒト染色体領域をMACへ搭載する工程を大幅に短縮することに成功しました。
■本技術を用いて、Mb規模のヒト遺伝子群を保持する動物の作製プロセスが飛躍的に加速し、ヒト染色体機能の理解や創薬研究の加速化に貢献すると期待されます。
■また遺伝子多型を持つ個人や疾患患者由来のヒトiPS細胞の染色体を利用した、新たなヒト化モデル動物や希少疾患モデル動物の作製にも応用可能です。