大学プレスリリース2023.10.17
理化学研究所生命機能科学研究センターの梅原崇史チームリーダー(研究当時、現創薬タンパク質解析基盤ユニット上級研究員)、東京薬科大学生命科学部の伊藤昭博教授、横浜市立大学大学院生命医科学研究科の小沼剛助教らの共同研究グループは、多くのタイプのがん細胞で高発現しているタンパク質GAS41[1]が、後成遺伝情報[2](エピジェネティック情報)を担うヒストンH3タンパク質のアセチル化修飾[3]を認識し、特定の遺伝子の発現を活性化する仕組みを発見しました。本研究成果は、GAS41が高発現している多種類のがん細胞の増殖を抑える制御分子の合理的な開発につながることが期待されます。