大学プレスリリース2023.08.29
東京薬科大学薬学部病態生理学教室 関根舞助教、市田公美名誉教授(前教授)は、東京大学大学院農学生命科学研究科永田宏次教授、岡本研特任研究員、トロント大学Emil F. Pai教授、カリフォルニア大学Russ Hille教授、日本医科大学西野武士名誉教授との共同研究を行い、尿酸降下薬アロプリノールとその活性代謝物であるオキシプリノールのキサンチン酸化還元酵素(XOR)阻害機構及びその効力には大きな違いがあることを見出し、“アロプリノールの尿酸降下作用の主体はオキシプリノールである”という従来の定説が誤っていることを明らかにしました。これにより、患者へのより適切な尿酸降下療法の提供が期待されます。