大学プレスリリース2022.07.12
東京薬科大学薬学部臨床微生物学教室の中南秀将教授と名城大学薬学部微生物学研究室の輪島丈明准教授との研究チームは、愛知学院大学薬学部微生物学講座の河村好章教授との共同研究で、多種の抗菌薬に耐性(多剤耐性)を示す新種のレンサ球菌を発見しました。本菌は、本学のドメイン名である「toyaku」を冠し、Streptococcus toyakuensisと命名されました。レンサ球菌はヒトの常在菌として知られていますが、本菌は血液から分離されているため、病原性が高い可能性があります。さらに、本菌の薬剤耐性が近縁のレンサ球菌に伝播することも明らかになったため、今後の流行状況に注意が必要です。