大学プレスリリース2022.07.04
東京薬科大学薬学部個別化薬物治療学教室 降幡知巳の研究グループは、独自に樹立した三種の可逆的不死化細胞を階層状に組み合わせることにより、ヒト生体の血液脳関門を模倣した構造を持つ「階層スフェロイド型ヒト血液脳関門モデル」を開発しました。本研究は、千葉大学・エーザイ株式会社・小野薬品工業株式会社が実施する「薬物の脳到達に関わる課題を解決し、中枢神経系疾患治療薬開発の加速を目指す産学共同研究 “The Beyond the Blood-Brain Barrier-Research Quartet (B4-Quartet)”」の活動の一環として、熊本大学の協力を得て実施したものです。