大学プレスリリース2025.10.09

中部大学先端研究センターの黒田玲子卓越教授と大沼耕平博士研究員(研究当時、現島根大学学術研究院農生命科学系助教)、内田孝幸特任講師、米ニューメキシコ大学生物学部のSi-Ming Zhang 研究准教授は、ヒトや齧歯類に寄生するマンソン住血吸虫の中間宿主貝であるBiomphalaria glabrata のゲノム編集に挑戦し、世界で初めてCRISPR/Cas9 による遺伝子破壊(ノックアウト)技術を確立した。これにより、これまで直接の実証が不可能であった感染感受性と耐性に関わる遺伝子の機能を解明し、同巻貝における免疫機構を分子レベルで詳細に解析できるようになった。