大学プレスリリース2025.07.03

中部大学(愛知県春日井市)応用生物学部環境生物科学科の長谷川浩一教授と博士後期課程1 年の杉山大騎大学院生は、岐阜県恵那市の土壌から高い殺虫能力を備えた昆虫病原性線虫を新たに発見した。発見したのはスタイナーネマ・モンティコラム(株名KHA701)という種に属する新しい線虫。ハチノスツヅリガ幼虫を用いた実験で、殺虫力は高いと知られるヘテロラブディティス・バクテリオフォーラ(Heterorhabditis bacteriophora)を超えること、広範囲の節足動物(ツマグロヨコバイ、マイマイガ、チャバネゴキブリ、ジョロウクモなどを含む18 目41 科63 種)に対して殺虫力を発揮する特徴を示した。