大学プレスリリース2022.10.24
【ポイント】
●世界で初めて、現役閣僚がサイバネティック・アバター(CA)(注1)を利用する実証実験を実施します。
●実証実験では、実体を持つCAを用いることで、人々は目の前に大臣本人が来て話していると感じられるか、大臣の言葉はより人々に届きやすくなるかなどの効果を検証することを予定してします。
●また、CAの活動を操作者本人の活動と見なして良いのかという問題を、広く多くの方々に問い掛け、CA社会における新たな社会規範を模索します。
株式会社国際電気通信基礎技術研究所(以下「ATR」)インタラクション科学研究所の宮下敬宏所長および大阪大学大学院基礎工学研究科の石黒浩教授のグループは、内閣府が主導しJSTが研究を推進するムーンショット型研究開発事業(注2)の中で、ホスピタリティー豊かでモラルのある対話や行動が可能なCAの実現を目指しています。その研究開発の一環として、大臣のCA利用を通して、CA社会における社会規範を探る実証実験を実施します。