大学プレスリリース2025.09.01

大阪大学大学院情報科学研究科岡橋伸幸准教授、松田史生教授ら(バイオ情報工学)と金沢大学がん進展制御研究所髙橋智聡教授、河野晋助教の研究グループは、バイオテクノロジーと情報技術を融合させることで、がん細胞のエネルギー代謝の流れを計測しコンピュータ上で正確に予測できる技術を、世界で初めて開発しました。
【研究成果のポイント】
●バイオテクノロジーと情報技術を融合した代謝解析技術を開発。がん細胞のエネルギー代謝状態の数値化やコンピュータ上でのがん細胞の代謝予測が可能に。
●そのシミュレーションにより、がん細胞があえて非効率なエネルギー生産経路(解糖系)を使うのは、細胞のオーバーヒートを防ぐためであることを解明。
●代謝を標的としたがん治療法の開発や、生物工学分野で重要な細胞の解析への応用に期待。