大学プレスリリース2025.06.09

【研究成果のポイント】
●情報量を最大化する自発的な学習を行ったビジョン・トランスフォーマー※1(ViT)と呼ばれる人工知能が、人間と極めてよく似た場所を見るように「育つ」ことを発見。
●人間の脳がどのように視覚情報を処理し、どこに注意を向けるのかはまだ完全に理解されていないため、人間のような注意機構をAIで再現することは困難だった。
●ViTは、場面を「人や物の中心」、「人や物の全体」、「場面の背景」の3群に分解して注意を向けていることから、人間もViTのように世界を3群に分けて理解している可能性が示唆された。
●人と相性が良い人工知能の開発や、人間にとって自然な教育・学習法の開発・評価への応用が期待。