大学プレスリリース2022.10.03
北里大学医学部腎臓内科学の川島永子助教、内藤正吉講師らの研究グループは、麻布大学、北海道大学、名古屋大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所の協力の下、糖脂質の主要なガングリオシドであるGM3が腎臓にある糸球体足細胞(注1)の機能の維持に不可欠であることを解明し、タンパク尿(血液中のタンパク質が尿中に漏れ出る状態)の新たな治療標的となることを明らかにしました。本研究成果は、未だ不明な点が多いタンパク尿発症のメカニズムの一端を解明し、有効な治療薬開発への道筋をつけたものです。