大学寮・学生寮を知る2022.03.18
不安と期待でいっぱいの学生生活。
初めての一人暮らしにドキドキしているのではないでしょうか。
「一人でしっかりと生活できるか不安」
そんな人におすすめしたいのが学生寮です!
筆者は学生時代に寮生活をしていました。
そこでは多くの経験があり、「学生寮に入ってよかった!」と心から感じています。
本記事では、筆者が実際に住んでみて感じた学生寮に住むメリットを解説します。
新居に悩む方は必見です。
学生寮とは、各大学の学生だけが住める寮です。専用寮とも呼ばれています。大学が運営管理する寮です。学生寮には以下の特徴があります。
・同じ学校の学生しか住めない
・賃料などが安いところが多い
・部屋以外の設備を共有するところが多い
・外出制限や門限があるところが多い
・寮の規則がある
・食事が出る寮もある
寮によってルールは様々なので、全ての特徴に当てはまるとは限りません。
実際、学生寮の運営・管理方法は様々で、学校が運営管理する寮だけでなく、学校が民間会社に運営管理を委託・提携している寮も多くあります。
全国の学生寮をまとめた「Dorm」では、各大学の特徴や設備、費用などを一堂に掲載しているので、ぜひ気になる学生寮を見てみましょう。
学生寮は「初めての一人暮らしで不安」という方におすすめです。
ここでは、学生寮のメリットを9つご紹介します。
学生マンションや賃貸とも比較しながら解説しているので、どこに住むか悩んでいる方は必見です。
学生寮のメリットは、賃貸などに比べトータルコストが安いことです。
一般的に賃貸を借りた場合、家賃の他に水道光熱費・食費・家具代などの費用がかかります。
「家賃は安くてもトータルコストは高い」ということがよくあるのです。
一方で学生寮は、家賃が高くてもそこに食費や水道光熱費、家具代が含まれていることが多いです。
そのため、トータルコストは賃貸より安上がりになります。
賃貸や学生マンションと比較した出費の例は以下です。
学生寮 | 学生マンション | 賃貸 | |
家賃 | 90,000円 | 60,000円 | 55,000円 |
食費 | 0円 | 30,000円 | 30,000円 |
水道光熱費 | 0円 | 8,000円 | 8,000円 |
インターネット代金 | 0円 | 5,000円 | 5,000円 |
合計 | 90,000円 | 103,000円 | 98,000円 |
一見賃貸も安く見えますが、初期費用として敷金礼金、他にも家具家電の購入費用がかかることを覚えておきましょう。
学生寮のメリットとして、家具や家電の設備が充実していることが挙げられます。
寮の場合、机やベッドなど必要最低限の家具は元から付いていることが多いです。
冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機、炊飯器、掃除機などの家電も共同で使えるため、家電を買う必要がありません。
設備が充実しているため、初期費用を抑えることができます。
賃貸や学生マンションと比較した出費の例は以下です。
学生寮 | 学生マンション | 賃貸 | |
家具・家電代 | 3万円 | 3~10万円 | 15万円 |
学生寮のメリットは、食事の出る寮が多くあることです。
寮母さんが学生の健康を考えて作ってくれるので、栄養が偏る心配がありません。
健康な生活を送りたい人や毎日料理を作るのが大変な人におすすめします。
賃貸や学生マンションと比較すると以下のようになります。
学生寮 | 学生マンション | 賃貸 | |
食事の有無 | 出るところがある | 出るところがある | 出ない |
学生寮のメリットは、セキュリティ体制が整えられていることです。
オートロックや防犯カメラの設置、出入りする人の制限、夜間の施錠など、寮によって様々な対策が施されているため、安心して暮らすことができます。
賃貸や学生マンションと比較すると以下のようになります。
学生寮 | 学生マンション | 賃貸 | |
セキュリティ対策が整っているか | 整っている | 整っている | 比較的整っていない 整った家を借りると家賃が高くなる |
学生寮のメリットは、通学しやすいことです。
学生のために建てられている寮なので、学校の近くにあることがほとんどです。
実際に筆者も学生寮に住んでいましたが、寮から学校が見えるほど近くにありました。
通学の時間が短いと、自分の好きなことのために時間を使えるのでおすすめです。
賃貸や学生マンションと比較すると以下のようになります。
学生寮 | 学生マンション | 賃貸 | |
学校との距離 | 近い | 近いところもあるが、離れているところもある | 近い物件から遠い物件まで様々だが、近い物件は人気なので埋まっている可能性がある |
学生寮のメリットは、友達ができやすいことです。
寮には同世代の人が多くいて、食堂・お風呂・掃除当番などで顔を合わせる機会が多くあります。
イベントがある寮も多く、友達が必然的にできるような環境です。
普通は大学の授業やサークル、バイトで友達を作る必要がありますが、学生寮にいると自然にたくさんの友達ができます。
「友達を作るのが苦手」という人や「多くの友達を作りたい」という人におすすめします。
学生マンションや賃貸と比べても圧倒的に友達をつくりやすいです。
学生マンションは部屋が完全に独立していることが多いため、寮に比べると友達ができにくくなります。
賃貸も近所の人と仲良くならない限り難しいです。
学生寮のメリットとして、同世代が住んでいることが挙げられます。
初めての一人暮らしに不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
家族と離れてすぐの一人暮らしは、不安や孤独を感じやすいです。
しかし、同世代が一緒に住んでいると孤独感が減り、ホームシックになりにくくなります。
また、同世代どうしで履修登録や試験対策ができるので安心です。
学生マンションも同世代の人がたくさん住んでいますが、あくまで賃貸と変わりないところが多いため、学生寮ほど人とのつながりが強くありません。
賃貸では近所に同世代が住んでいないことも多いので、初めての一人暮らしに不安な方には学生寮をおすすめします。
学生寮のメリットは、困った時に誰かが助けてくれることです。
例えば、急に熱が出てしまった場合、賃貸に住んでいたら自分で薬を買いに行かなければなりません。
熱が出てフラフラの中、自分で動くのはとても大変です。
しかし、寮の場合は、近くの友達に頼ったり寮母さんに頼ったりすることが可能です。
自分で対処できない事態に直面したときには、誰かが助けてくれるので安心して生活することができます。
学生マンションでも管理人や近くの同世代に助けを求められますが、賃貸に住むと基本的に1人でなんとかしなくてはなりません。
寮に住むと困ったときに誰かが助けてくれるので、初めての一人暮らしに不安がある方におすすめです。
学生寮のメリットは、共同生活の経験ができることです。
共同生活では、周りの人のことを考えて生活しなければなりません。
掃除当番をサボったり寮の規則を破ったりすると周りに迷惑をかけてしまいます。
少し大変そうに見える共同生活ですが、その中で責任感や協調性を身につけることができます。
この力は社会に出てからも必要になる能力です。
学生マンションや賃貸では、ほとんど共同生活の経験ができません。
多くの力が身につく共同生活の経験をすることは、これから社会に出る学生におすすめです。
本記事では、学生寮に住むメリットを解説しました。
学生寮での生活は、二度目の青春を味わえる絶好のチャンスです。
共同生活は大変なこともありますが、多くの力を身につけることができます。
そしてなによりも、寮でできた大切な仲間が将来の財産になるでしょう。
ぜひ、新居に迷っている人は学生寮を選択肢に入れて探してみてください。