大学寮・学生寮を知る2022.03.20
「大学寮に入りたいけど、周りにやめたほうがいいと言われる」
「両親に大学寮を勧められるけど、いいうわさを聞かないから不安」
そんな悩みを抱えてはいないでしょうか?
本記事では、
・「大学寮はやめとけ」と言われる理由
・失敗しない大学寮の選び方
を、大学寮に住んでいた筆者が本音で解説します。
少しでも大学寮に興味がある人は必見です!
大学寮とは、各大学の学生だけが住める寮です。専用寮とも呼ばれています。
運営管理の方法は様々で、学校が運営管理する方法、入寮生が管理する方法(自治寮)、学校が民間会社に運営管理を委託・提携している方法などがあります。
大学寮には以下の特徴があります。
・同じ学校の学生しか住めない
・賃料などが安い ところが多い
・部屋以外の設備が共有するところが多い
・外出制限や門限があるところが多い
・寮の規則がある
・食事が出る寮もある
寮によってルールは様々なので、全ての特徴に当てはまるとは限りません。
実際、大学寮の運営・管理方法は様々で、学校が運営管理する寮だけでなく、学校が民間会社に運営管理を委託・提携している寮も多くあります。
全国の大学寮をまとめた「Dorm」では、各大学寮の特徴や設備、費用などを一堂に掲載しているので、ぜひ気になる大学寮を見てみましょう。
「大学寮はやめたほうがいい」
そんな言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ここでは、なぜ「大学寮をやめろ」と言われるのか、その多くの理由7個ピックアップして解説します!
大学寮の魅力は、誰かが近くにいるので孤独になりにくいという点です。しかし、寮によっては相部屋の場合があり、なかなか一人で過ごす時間を取りずらいケースもあります。
筆者も部屋がカーテンで区切られているタイプの相部屋でしたが、物音や明かりに気を付けて生活しなければなりませんでした。慣れるまではちょっと大変でした。
筆者が住んでいた大学寮には門限がありませんでしたが、周りには「24時が門限」という人もいました。「朝まで遊べないのがつらい」と感じる人もいれば、「生活リズムが崩れないで済む」「飲み会を断れる」と言う人もいました。
寮によっては外泊禁止や外泊ルールが厳しい場合もあります。しかし、基本的には事前申請すれば、ほとんどの大学寮で外泊は可能です。申請方法は様々で、電話やチャットなどで寮長などに伝えれば良い寮もあれば、事前に許可申請する寮などもあります。
ほとんどの大学寮では、人を招くためのルールがあります。
ルールの例として、
・男子寮・女子寮は異性の侵入禁止
・寮に入る際は、帳簿に名前を記入しなければならない
・宿泊禁止
・寮に人を招いていい時間が決められている
などが挙げられます。
一見して不便そうですが、理由は不法侵入者などから学生を守るためです。知らない人がプライベート空間に入りにくいという寮のメリットでもあります。
多くの大学寮では洗濯機やキッチン、お風呂、トイレが共同のタイプが多いです。そのため、特に洗濯機などは「使いたいときにすぐ使えない」ということもあります。
とはいえ設備を共同する分、賃料が安かったり、洗濯機などを買わなくていいと言うメリットもあるので、「共有のものは時間に余裕があるときに使用する」など、うまく活用する方法を編みだすのがおすすめです。
共同スペースを寮生で分担しながら掃除をする、掃除当番がある寮もあります。掃除の範囲やルールなどは寮によって違うので、「負担が大きくて大変」と言う人もいれば、「大したことなかった」と言う人もいます。
また、寮によっては独特のルールがあります。筆者の住んでいた寮は、入寮の一週間後に「上級生の名前と専攻を全て覚える」というルールがありました。もし理不尽なルールがあると後に苦しむので、事前に確認することをおすすめします。
寮には常に人がいる状態です。部屋でも廊下でも共有スペースでも大体誰かいます。
そのため、寂しくない、友達が増えるなどのメリットはありますが、一人の時間を大切にしたい性格の人は疲れてしまう場合があります。
自分の求める条件に合った大学寮を選ぶことが、快適な大学生活を送るための秘訣です。
ここでは、失敗しない大学寮の選び方を解説します。
大学寮の規則を事前に確認することが重要です。
特に、
・門限
・宿泊・外泊のルール
・独自のルール
を確認しておきましょう。
門限が早すぎると、「学校に夜遅くまで残れない」「夜まで友達と遊べない」など困る場面が出てきます。
門限を破ると罰則がある寮もあるので、事前に門限を守れそうか確認しておきましょう。
宿泊や外泊に関するルールを確認しておきましょう。
外泊届を出せば外泊が許されるのか、基本的に外泊はNGなのかで過ごしやすさが変わります。
家に人を泊めるのは禁止の寮が多いため妥協が必要ですが、外泊のルールに関してはしっかりと吟味するようにしましょう。
寮独自のルールがあるか確認しておきましょう。
独自ルールの中には、理不尽なものや生活が苦しくなるものも存在します。
入った後に後悔しないように事前に確認するのがおすすめです。
大学寮の中には一人部屋の寮もあれば、相部屋の寮もあります。
「人と一緒にいるのが好き」「寂しがり屋」という人は相部屋でも問題ありませんが、「必ず一人の時間が欲しい」と思う人は一人部屋がおすすめです。
掃除当番があるか、ないか。
ある場合は、掃除当番のルールは事前に確認しておきましょう。
ポイントは、
・掃除箇所
・当番の頻度
をどちらも確認しておくことです。
掃除箇所や当番頻度が多すぎる場合、かなりの負担になってしまう可能性があります。
また、掃除を忘れた場合の罰則も確認しておくことが大切です。
なお、早稲田大学のWISHやWID早稲田などには掃除当番はありません。運営管理を民間会社に委託している大学寮では、掃除当番が無い場合が多い傾向にあります。
気が良いか確認しておきましょう。
確認する方法は、実際に寮に住んでいる先輩と話してみるのが1番分かりやすいです。
「寮で他の人とどんな関わりがあるのか」を中心に聞いてみましょう。
話せない場合は、寮の行事があるか確認することをおすすめします。
行事が多くある場合、「親睦を深めよう」という意識が寮生にあるので、雰囲気がいい場合が多いです。
共同スペースの下見は、今後生活しやすいか判断する上でとても重要です。
下見の際には、
・共同で使用するものの個数
・清潔感
を確認しましょう。
共同で使用するものの数を必ず確認しましょう。
具体的に、
・キッチンは一度に何人使えるか
・冷蔵庫の大きさ・数はどれくらいか
・電子レンジは何個あるか
・トイレは何個あるか
・洗濯機は何個あるか
・シャワーの数は何個あるか
がチェックするポイントです。
この数が少なすぎると、「待たなければ使えない」ということが多くなります。
快適な生活をするためにも事前の確認が必要です。
共同スペースが汚くないか事前に確認しましょう。
ほとんどの寮は掃除がされているので「汚すぎる」ということはありませんが、綺麗好きの人は気になるところがあるかもしれません。
本記事では、
・「大学寮はやめとけ」と言われる理由
・失敗しない大学寮の選び方
を大学寮に住んでいた筆者目線で解説しました。
大学寮は、多くの友人ができる素敵な場所です。
自分に合った大学寮を選んで、幸せな大学生活を送りましょう!