大学プレスリリース2025.02.04
日本大学薬学部の榛葉繁紀教授を中心とする研究グループは、夜型生活やシフトワークなどの不規則な生活が肥満を誘導するメカニズムを解明しました。マウスを使った実験で、体内時計システムの機能低下により、インスリンの感受性を強めるホルモン(FGF21)量が増加し、その結果、脂肪細胞の肥大化が起こることを突き止めました。研究成果は、今まで疫学的、そして経験的に知られていた不規則な生活と肥満との関係を分子レベルで明らかにしたものであり、「規則正しい生活の励行」に科学的エビデンスを与えるものです。以上の研究内容は、ネイチャー誌の姉妹誌である「npj Biological Timing and Sleep」に掲載されました。