大学プレスリリース2024.06.19
芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)工学部・野村幹弘教授(分離システム工学研究室)らの研究チームは、小型ボイラーから排出される二酸化炭素などをメタン燃料に変換するコンパクトな反応器を開発しました。
温水や蒸気を作るボイラーは社会で広く使われています。しかし、小規模な燃焼装置であり、二酸化炭素の回収は容易ではありません。そこで、コンパクトな膜反応器を開発することで、小規模二酸化炭素排出源に対応します。今回、実験とシミュレーションを活用することで、反応器内の熱分布を抑制して、効率的にメタンを生成させる新しいタイプの膜反応器を開発しました。今後、温室効果ガスの排出削減ができるようこの技術を活用していきます。