大学プレスリリース2025.10.31

芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田 純)システム理工学部の越阪部奈緒美教授(食品栄養学研究室)らの研究グループは、チョコレートや赤ワインなどに含まれるフラバノールの渋みが感覚刺激として脳に信号を送り、即座に記憶や覚醒に関わる神経系を活性化することを明らかにしました。
従来、食品成分が脳に作用するには、消化・吸収を経て血中に移行する必要があると考えられてきました。しかしフラバノールは生体利用率(血中への吸収率)が極めて低く、脳への作用を説明することが困難でした。