大学プレスリリース2024.06.13
このたび、中部大学(愛知県春日井市)理工学部 数理・物理サイエンス学科の橋本真一教授と同大工学部機械工学科 波岡知昭教授、同大大学院工学研究科の加藤浩晃大学院生(研究当時)、中根萌衣大学院生(研究当時)は、国立研究開発法人産業技術総合研究所の協力を受け、安価なチタン酸カルシウムを母相としたカルシウム・チタン・スカンジウム複合酸化物が、プロトン(H+)と酸化物イオン(O2-)が同時に伝導する安定な混合イオン導電体であることを発見しました。産総研 材料・化学領域 極限機能材料研究部門の野村勝裕主任研究員は、この物質の高温X線回折測定を行い、結晶構造、CO2耐性、及び化学膨張の評価を実施しました。