大学プレスリリース2023.03.14
【研究成果のポイント】
◆卵巣がんの治療においては、がん細胞が標準治療薬であるカルボプラチンなどのプラチナ系抗がん剤に対し耐性を獲得してしまう現象が問題となるが、こうしたプラチナ抵抗性(※1)卵巣がんに対しては未だに良い治療方法が確立されていない。
◆病理組織を用いて卵巣がんのプラチナ抵抗性に関与する特殊な細胞群を同定。
◆耐性化メカニズムのひとつを解明し、マウスを用いた動物実験で新規治療の効果を実証。
◆治療抵抗性の予測システムや、新しい組合せの併用薬物療法の開発が期待される。