大学プレスリリース2022.08.30
大阪大学大学院医学系研究科 大学院生の戸上由貴さん(医学部附属病院 医員)、松本寿健特任助教(常勤)、小倉裕司准教授(救急医学)らは、重症新型コロナウイルス感染症肺炎患者の全血中にあるmRNAおよびマイクロRNAを測定・統合解析し、健常者と比べてインターフェロンシグナルが活性化していることを明らかにしました。
【研究成果のポイント】
◆重症新型コロナウイルス感染症患者(※1)の全血メッセンジャーRNA(mRNA)(※2)・マイクロRNA(※3)を網羅的に解析
◆mRNAとマイクロRNAの統合解析の結果、健常者と比較して、重症COVID-19患者ではインターフェロン(※4)シグナル伝達経路が活性化されていた
◆新型コロナウイルス感染症重症化の病態解明、さらには、重症化を早期の段階で同定できるようになる可能性が期待される