大学プレスリリース2025.11.20

今回のパンデミックにおいて世界各国で導入されたデジタル接触確認アプリ(Digital Contact Tracing apps)は、日本にて導入された COCOA と同じく、その多くが既に運用を終了しています。
感染抑制に効果があるのであれば継続的に運用することが合理的なはずのなか、これら各国のアプリが、いつ、どういう理由で終了したのかという点は整理されていませんでした。
そこで、158 か国・地域の 184 アプリを対象に運用状況を網羅的に調査したところ、45.7%が既に運用を終了していることが明らかとなり、その終了理由を5つに整理することができました。
一部の国では DCT アプリを終了した後に更なる感染拡大がみられたことからも、今回の成果は、今後必要となる「パンデミックを通して継続的に運用可能な DCT アプリ」の開発に向けた基盤となることが期待されます。