大学プレスリリース2024.10.16
中部大学大学院工学研究科ロボット理工学専攻の山中都史美大学院生と同大学理工学部AIロボティクス学科の平田豊教授らは、ヒトは外から揺らされない時も、心拍による微小な頭部の揺れを前庭動眼反射で補償し、安定した視野を保っていることを発見した。さらに心拍により誘発される前庭動眼反射からも眠気を検知できることを示した。
また、これまで研究室では頭部が縦に揺れる際に誘発される垂直方向の前庭動眼反射を検知してきたが、瞬きやまつげなどの影響で眼球が隠れやすい垂直方向に比べ、より長い時間、眼球の動きを検知できる水平方向の方が前庭動眼反射で眠気を検知しやすいことを初めて示した。