大学プレスリリース2023.12.01

中部大学 生命健康科学部 生命医科学科の新谷正嶺(しんたに・せいね)講師は、横紋筋(心筋・骨格筋)の最小収縮ユニットであるサルコメア(図1)が自律的に収縮・弛緩を繰り返す現象、「サルコメリックオシレーション」に潜む新たな波動特性(位相ジャンプを伴う振幅の凹みの様々な挙動)を発見した。この波動特性は、個々のサルコメア長の計測が出来なくても、横紋筋そのものがどのように波打ったのかを計測すれば捉えられるので、超音波画像診断装置等の非侵襲な計測装置の計測と組み合わせることで、人体の内部の心臓や骨格筋の筋収縮系の力学特性が正常か異常かなどを評価するための基盤となると期待される。