大学プレスリリース2022.09.28
弘前大学(青森県弘前市)大学院医学研究科 泌尿器科学講座の大山力教授と糖鎖工学講座の米山 徹助教らの研究チームは、前立腺がん診断の精度を高めることができる新たな糖鎖標的を利用した前立腺腫瘍マーカー「S2,3PSA%検査」を開発した。この検査は採血のみで結果が出ることから、低侵襲的で簡便ながら針生検を含む精密検査の受診を要する患者の絞り込みが可能で、患者の不利益を回避しつつ、医療経済的にも優れた腫瘍マーカーとして期待されている。
この研究成果は、前立腺の解剖学、生理学、病理学を専門とする医学雑誌『The Prostate』オンライン版(2021年9月21日)に掲載された。