大学プレスリリース2025.10.20

弘前大学(青森県弘前市)理工学研究科の浅田秀樹教授(同大宇宙物理学研究センター長)らの研究グループは、音における「うなり」と類似の現象が、複数の巨大ブラックホール連星由来の重力波の観測で起こり得ることを理論的に示し、新たな観測予想を与えました。この研究で予想される「重力波うなり」が将来の観測で見つかれば、「未知のナノヘルツ重力波の起源が『インフレーション』なのか『巨大ブラックホール連星』なのか」という宇宙物理学における重要課題に対する答えに迫れることになります。本研究成果は査読付き雑誌『Journal of Cosmology and Astroparticle Physics』へ2025年10月15日(欧州中央時間)に掲載されました(論文の筆頭著者は同大大学院生)。