大学プレスリリース2022.09.06
弘前大学(青森県弘前市)の前身の一つである旧制官立弘前高等学校で学んだ太宰治は、故郷・家族・社会・芸術などに向けた豊かな感受性をもって作品を世に発表していきました。そのなかで、彼の中期の佳品として名高い小説『津軽』(1944年)は、太宰の卓越した観察眼と深い洞察にもとづいて編まれており、地域の地誌、地域論として読むこともできます。
弘前大学では、太宰治のこの事績を記念して―弘前大学太宰治記念「津軽賞」―を設立しました。そして、高校生の皆さんが自ら地域を探究することを通じて、自分が本当に学びたいことに気づいてもらうことを目的に、 第1回地域探究論文高校生コンテストを実施します。