大学プレスリリース2022.08.10
法政大学の島野智之教授、昭和大学の蛭田眞平准教授(富士山麓自然・生物研究所)、京都先端科学大学の清水伸泰教授らによる共同研究チームが、チーズの熟成に用いるダニをドイツとフランスの3つの産地のチーズ工房から採集し形態情報と遺伝子解析によって調べたところ、いずれもチーズコナダニ Tyrolichus casei (Oudemans, 1910)という種であった。また、それらのチーズコナダニの遺伝構造を詳細に解析した結果、チーズの産地間が互いに500km以上離れているにもかかわらず、地理的な血縁関係の隔たりは見られなかった。