大学プレスリリース2025.01.24
昭和大学(東京都品川区/学長:久光正)の安達直樹准教授(医学部生理学講座生体制御学部門/教授:砂川正隆)と福岡聖也医師(眼科学講座/教授:恩田秀寿)らの研究グループは、眼の結膜上皮細胞が、「Piezo1」というメカノセンサーを通じて機械的刺激を感知し、炎症性物質を生成する仕組みを世界で初めて明らかにしました。この発見は、目をこする行為が単なる物理的刺激ではなく、急性炎症を引き起こすリスクがあることを科学的に示したものです。また、この研究成果は、角膜疾患やドライアイなどの炎症性疾患に対する新たな治療法の開発にもつながる可能性を秘めています。