大学プレスリリース2025.02.19

※本プレスリリースは、 中央大学、国立情報学研究所との共同発表です。
要点
○ 電波と可視光に挟まれた眼では見えない電磁波-光(ミリ波・テラヘルツ・赤外線:MMW-IR)計測とコンピュータビジョン(CV)技術を組み合わせて、従来に無い多機能な非破壊3D検査手法を確立。
○ ヒトの眼では識別不可能な複雑化された観察物(外壁は不透明、内部では複数の材質が異なる姿形で幾層にも組み合わさる)を対象に、完全非接触・非侵襲で材質情報・構造情報を選択的に抽出。
○ 従来のCVは可視光による物体表層の3Dアート・映像表現を志向する中、視体積交差(影➡空間配置)・トモグラフィ(透け➡詳細断面像)という2つの主要な立体構造復元手法を、透視・材質同定型の非破壊MMW-IRモニタリングシステムへ組み込み、モノづくり現場での品質検査応用へ期待。
○ カーボンナノチューブ型の独自イメージセンサで高感度MMW-IR CVを実現し、産業実装へ前進。