大学プレスリリース2023.12.18
武蔵野大学薬学部薬学科(東京都西東京市、学長:西本照真)の大畑慎也准教授と石井雅樹助教は、明治薬科大学(東京都清瀬市、学長:越前宏俊)の松本靖彦准教授及び帝京大学(東京都板橋区、理事長・学長:冲永佳史)の医真菌研究センター 山田剛准教授との共同研究により、水虫の原因真菌である白癬菌のTrCla4タンパク質が菌の細胞を形づくるアクチンの動体を制御することを初めて明らかにしました。さらにTrCla4阻害剤が白癬菌の菌糸成長を抑制し、感染実験においてモデル動物の感染死を延命する効果を確認しました。本研究成果は世界最大の生命科学系学会の1つである米国微生物学会(American Society for Microbiology: ASM)が出版するMicrobiology Spectrum誌のVolume 11・Number 6・December 2023に掲載されました。
本研究成果は、国際連合が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」のうち、「3.すべての人に健康と福祉を」に貢献するものです。