大学プレスリリース2023.09.05
実践女子大学香雪記念資料館では、開館以来、女性画家たちの作品収集と研究を続け、美術の世界において女性たちが担って来た創作活動を、さまざまな切り口による展覧会を通して紹介してきました。今回の展覧会では、明治・大正・昭和と激動の時代に文人画家として活躍した女性画家・波多野華涯(1863-1944)を取り上げます。現在その名を知る人は決して多くはありませんが、今年の5月に広島で開催されたG7サミットの際には、宮島の旅館・岩惣でのワーキングディナーの会場に、華涯の描いた銀屛風が立てられるなど、ひそかに注目を集めつつある画家です。