大学プレスリリース2023.03.13
弘前大学(青森県弘前市)大学院理工学研究科の渡辺孝夫教授(研究当時)らの研究グループは、量子液晶状態(注1)の量子力学的な揺らぎ(量子液晶揺らぎ)によって超伝導電子対の結合の強さが増強されることを実験的に明らかにした。今まで知られていた磁気的な揺らぎによる超伝導状態との比較により、非従来型超伝導の発現機構に対する理解が次のステージへ進むことが期待される。なお、本研究成果は2023年3月6日付けで米国科学誌『Physical Review X』にオンライン掲載された。