大学プレスリリース2023.02.22
弘前大学(青森県弘前市)大学院理工学研究科の丹波澄雄准教授、東北大学マイクロシステム融合研究開発センターの古屋泰文学術研究員(前特任教授)らは、北日本地域の養殖業において自然エネルギーを利用した「グリーンテック自立型IoTスマート養殖システム」(GEMCOS-IoTシステム)を開発。青森県の鰺ヶ沢町にあるアユ養殖場で、システムの実証試験に成功した。このシステムは、小型風車とソーラーパネルから得られた電力で養殖場内のセンサーを作動させ、気象状況や装置の異常などを監視し、遠隔操作することが可能なもの。研究の成果は、農水産業における生産性向上や地方経済・住民生活の質の向上に貢献することが期待される。