大学プレスリリース2024.10.11
昭和大学の谷亀高広講師(富士山麓自然・生物研究所)、神戸大学の末次健司教授(大学院理学研究科)などの研究チームは、ラン科イチヨウラン属の分類学的再検討を行い、長らく1種と思われてきたイチヨウラン属は、実は2種から構成されることを明らかにしました。
ラン科イチヨウラン属は、イチヨウラン(Dactylostalix ringens)のみで構成される単型属とされていました。しかし研究結果から、かつてPergamena unifloraとして記載され、その後はイチヨウランと同種と扱われてきた個体群を、新たにDactylostalix uniflora(タカネイチヨウラン)として区別するのが妥当と判断しました。