大学プレスリリース2023.01.12
京都産業大学生命科学部 遠藤斗志也教授らの研究グループは、クライオ電子顕微鏡を用いて、バレル型構造を作る途中の基質タンパク質のスナップショット構造を決定することに成功した。ミトコンドリア外膜に存在し、ミトコンドリア機能に必須の「バレル型膜タンパク質の構造形成のメカニズム」の解明により、それに関連する病気の治療法の開発や、ミトコンドリア膜へのタンパク質組込みの効率を制御することで老化を防ぐなどの新たな可能性が開けることが期待される。この研究成果は、2023年1月6日(日本時間)に英国科学誌「Nature Structural and Molecular Biology」電子版に掲載された。