大学プレスリリース2022.09.28
近畿大学水産研究所新宮実験場(和歌山県新宮市)助教 木南 竜平(きなみ りゅうへい)、准教授 稻野 俊直(いねの としなお)の研究グループは、コチョウザメの全ゲノム情報を基に、オス、メスそれぞれに特異的なDNA配列を同時に検出するPCR検査法を開発しました。そして、雌性発生※1 により生まれたチョウザメの稚魚の中に、W染色体だけを持つ超メス(WW)が複数存在している(図1)ことを、世界で初めて証明しました。理論上、超メスの子は全てがキャビアを持つメスになるため、本発見はキャビア生産の効率化につながることが期待されます。