世界の大学寮2022.05.17
世界の有名大学では、学生はどのような生活を送っているのでしょうか?学生が多くの時間を過ごす学生寮の視点から、彼らの学生生活に迫っていきたいと思います!
皆さんは「ミネルバ大学」をご存知でしょうか?世界のエリートが入学を熱望し、合格率は2%未満。アメリカのハーバード大学やスタンフォード大学などよりも難関と言われている大学です。
ミネルバ大学の特徴は、キャンパスを持っていないことです。立派な校舎もなければ、スポーツ施設や図書館や食堂、サークル活動のための諸施設もありません。ただ、唯一として持っている施設が「学生寮」です。なぜ、学生寮を重要視しているのでしょうか?その理由は、ミネルバ大学が掲げる思想に関係しています。
”大学にとっての真のキャンパスは都市そのもの”という思想は、彼らが世界7つの都市に「学生寮」を構えていることと大いに関わります。サンフランシスコ、ソウル、ハイデラバード、ベルリン、ブエノスアイレス、ロンドン、台北。入学した学生は、サンフランシスコを皮切りに各都市に移り住み、各地の異なる社会文化的、政治的環境の中で、実践的なプロジェクトに関わりながら学びを深めていきます。
都心に位置する安全な学生寮は、教育、文化、社会体験の拠点となります。建物には広帯域のワイヤレスインターネットが完備され、就寝、調理、食事、学習のためのスペースがありますが、それぞれの都市を簡単に探検できるような立地にもなっています。各レジデンスを取り巻く多様なコミュニティと頻繁に交流することで、世界のさまざまな人々や文化への理解を深めることができます。また、各寮の管理・運営は、学生課の専門家集団が行っており、ビザや学生証、部屋の割り当てなど学生生活の運営面を担当するほか、健康的で栄養のある料理や食事、健康維持、金融リテラシーなど、基本的な生活スキルの育成を支援しています。
多くの学生が自身が生活する学生寮を紹介する「DORM ROOM TOUR」を公開しています。
※この記事は、ドーミーラボに掲載したものを転載したものになります。