大学プレスリリース2025.09.02

北里大学医学部 産婦人科「産科学」 五十畑仁志 助教・落合大吾 主任教授、精神科学 三浦純江 助教・稲田健 主任教授、新世紀医療開発センター先端医療領域開発部門 新生児集中治療学 中西秀彦 教授の共同研究グループ(責任著者:落合大吾 産婦人科「産科学」 主任教授)は、2019–2023年に北里大学病院で分娩した妊婦を対象に、妊娠中の非オピオイド系向精神薬の併用が正期産新生児の短期予後に与える影響を検討しました。その結果、3剤以上の併用ではNICU入室・人工呼吸管理・新生児離脱症候群(NAS)が有意に増加し、とくにCYP2D6阻害作用をもつ薬剤を含む併用で悪化が顕著であることが判明しました。本研究成果は、学術雑誌Scientific Reportsに2025年8月22日付でオンライン掲載されました。