大学プレスリリース2025.04.09
学校法人⽇本⼥⼦⼤学(東京都⽂京区、理事長:今市涼子)の附属機関である成瀬記念館では、2025年4月に開設した食科学部の基盤となった家政学部の学びに焦点を当てた企画展「日本女子大学の授業―伝統の食物学―」を4月10日(木)より開催します。
1901年(明治34年)に設立された家政学部では、「家政及芸術」の科目の一環として料理の授業が行われていました。当時の生徒が記したノートには、料理学が生理・衛生・経済・理化・美学などの知識と技術を統合した学問であると明記されています。また、「調理学トハ食物ヲ科学的ニ考察調理スルノ学ナリ」との記述もあり、料理が科学的知識に基づく研究分野として位置づけられていたことがうかがえます。
本展示では、明治・大正・昭和初期に生徒たちが残したノートを中心に、当時の授業の様子を紹介します。伝統的な食物学の歩みを振り返る貴重な機会となりますので、本学にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。