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大学プレスリリース2025.04.01

芝浦工大がナフタレンを認識するカラーセンサーを開発-ナフタレンの環境汚染対策に有望なアプローチを提供

芝浦工大がナフタレンを認識するカラーセンサーを開発-ナフタレンの環境汚染対策に有望なアプローチを提供

芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)工学部・堀顕子教授(分子集合学研究室)らの研究チームは、環境汚染の規制対象とされるナフタレンを視覚的に認識できる手軽なカラーセンサーを開発しました。
ナフタレンは防虫剤等に使われる化合物であり、石油や石炭の精製過程で生じ、さまざまな化合物への原料になります。その一方で、環境省により基準が定められている大気圏や水圏の汚染物質であり検出対象とされています。そのため、ナフタレンのみを簡単に検出できるカラーセンサーの開発は次世代の分子認識材料として注目を集めています。今回、電荷移動発色団をもつ有機化合物の合成研究から、ろ紙上及び水中のナフタレンだけを簡便かつ素早く認識し、色が青から赤に変わることを見出しました。
今後も環境保全に向けて化学物質の追跡と検出ができるようこの技術を活用していきます。
※この研究成果は、「Chemistry – A European Journal」誌のオンライン版に掲載されています。

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