大学プレスリリース2024.09.24
北里大学大学院理学研究科の須田皓介 大学院生(博士後期課程/研究当時)、伊藤道彦 准教授らの研究グループは、異種交配によって生じたツメガエルのゲノム解析を行い、“片親種サブゲノムのDNA欠失”と“DNAトランスポゾン活性化”に正の相関を発見した。異種ゲノム同居細胞内における「異種ゲノム間闘争」が、生殖的隔離により多様化した利己的DNA(トランスポゾン)を介して起きたことが推測され、有性生殖における「種の違い」とは、利己的DNAとその防御システムの差異であるという仮説が考えられる。この研究成果は、2024年9月21日付でGenome Biology and Evolutionに掲載された。