大学プレスリリース2024.09.13
近畿大学水産研究所奄美実験場(鹿児島県瀬戸内町)は、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種とされているスズキ目ハタ科の魚「タマカイ」の研究を、平成27年(2015年)から行っています。
このたび、タマカイ9歳を親として、約23万尾の人工ふ化に成功しました。タマカイの人工ふ化は、国内では沖縄県水産海洋技術センタ―石垣支所(沖縄県石垣市)に次いで2例目であり、奄美海域では初、熱帯性である本種の繁殖としては最も高緯度海域での成功例となります。